幼稚園の頃工作をしたりごっこ遊びをしたり想像や創造することが楽しかったのを覚えています。毎朝パンツ一丁での乾布摩擦も楽しかった思い出の一つです。
なかでも、表現遊び発表会はとても楽しい思い出として残っています。お友達との台詞のやり取りや歌って踊ったりすることで、人前に立つ楽しさや喜びを経験しました。卒園後、私は歌や踊りを仕事とするミュージカル俳優を目指しました。奮闘の末70倍のオーディションに合格し劇団四季の俳優になることが出来ました。劇団四季では『ライオンキング』に出演し、チーターや雌ライオンなど沢山の役を演じました。その他、『全日本きもの装いコンテスト世界大会』『ステージ101コンサート』『魔女の宅急便』等に出演しました。それももとを辿れば、幼稚園時代の発表会がきっかけだったのではないかと思っています。また、年長の時担任だった中村サツ子先生が園児の私に発表会の振付を任せてくださいました。とても嬉しかったのを覚えています。宇部に帰った今でも振付の仕事に関わっているのは、これらの経験があったからかもしれません。
私が通っていた頃、藤山幼稚園(現フロンティア幼稚園)は自由保育を掲げておられました。自由とはいっても好き勝手にするのではなく、自分でしっかり考え、遊び、自由だからこそ見つかる個性を引き出して頂ける楽しくて素晴らしい幼稚園だったと思っています。
母親の立場になり、娘もフロンティア幼稚園に通わせることにしました。
園長先生や先生方は変わられても、軸は変わらず素晴らしい幼稚園だと感じています。
不安なことがあれば親身に相談にのって頂き、子どもをよく見て頂いています。幼稚園に通い出して、恥ずかしがりやの娘が少しずつ成長しており、本当に先生方に感謝しています。私がそうだったように、娘にものびのびと育って欲しいと思っています。
最後になりましたが、創立80周年を迎えられましたことをお喜び申し上げます。
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